ブックタイトル輸入カタログ2014

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概要

輸入カタログ2014

56栄養素が乏しくなっている日本の食卓にスペイン産の滋味豊かなオリーブオイル私達は油脂に関して完全に間違った考え方をしています。油が入らなければなんでもヘルシー? 皆さんは油の摂り過ぎは良くないと思っていませんか? 確かに、乏しい栄養素しかないアメリカ産のトウモロコシをさらに日本のメーカーがくせのないように過度に精製した油脂は、身体にたまりやすく危険です。しかし滋味豊かなスペインの地で採れたオーガニックのオリーブオイルは身体にとてもよいのです。こんなエピソードがありました。仕事先のスペイン、カタルーニャ地方で取引先のスペイン人と一緒に食事をしました。彼らは自分の会社に備蓄してあるオリーブオイルを、700ml のビンに詰めてレストランに持ち込み、すべての料理に驚くほどたっぷりかけます。思わず「そんなにいっぱいオリーブオイルを摂って太らないのか、身体に悪くないのか」と聞いてしまいました。彼らはムッとした顔をして「オリーブオイルは太らない。これは若さの源だ。本当に元気になるんだ」と言いました。確かに彼らは少しも太っていません。そしてとにかく肌の艶がよく、しっとりとし、精悍に見えます。私も思いきってたっぷりのオリーブオイルをすべての材料にかけてみました。本当においしい。オリーブオイルと素材が手を取り合い、力と豊かさをもって、身体に語りかけてくる。すべての料理に次々とオリーブオイルをかけて食べました。でも食事の終わりになると後悔の念が少しずつわいてきました。「ああ、調子に乗っちまったなぁ。胃はもたれて体重増えるんだろうなぁ」最後のコーヒーも終わり、ちょっと重い心で立ちあがりました。「あれ、腹がすっきりだ」そしてスペイン旅行中、あれほど食べ、あれほど多くのオリーブオイルを摂ったにも関わらず、毎朝1時間の1 1 年来の早歩きだけで帰国時体重はむしろ5 0 0 g減っていました。ビックリしました。以来私はヴェア社のオリーブオイルの信奉者です。データでも証明された、ヴェア社のオリーブオイルがもつ「栄養素」私は炊き込みご飯でも煮物でも、ドレッシングにももちろんオリーブオイルです。冷奴にも胡麻油とともにたっぷりかけます。豆腐の味わいが本当に優しく温かくなります。ヴェア社のオリーブオイルの栄養素の豊かさはとにかく凄い。身体によいリノレン酸などの不飽和脂肪酸が豊かに含まれています。先日、あるNPO法人が行ったオリーブオイルのミネラル分析の結果、他社製品からは検出されなかった鉄、亜鉛、銅などのミネラルが、ヴェア社のオリーブオイルから検出されました(→ P58参照)。これで「おいしいものが身体にいい」と唱えていた私の持論がデータで裏付けられた形となりました。油がなければヘルシーなどというあまりにも子どもじみた捉え方はいけません。油脂はエネルギー源になると共に、細胞の膜やホルモン、消化に必要な胆汁酸の原料となり、細胞の機能を向上させる働きがあります。また油脂に溶ける脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、K など)の吸収に役立ち、不足すると発育障害や皮膚炎の原因にもなります。特に不飽和脂肪酸は心臓、循環器、脳、皮膚などの重要な器官や組織に必要であり、「必須脂肪酸」と呼ばれます。オリーブオイルは多少摂っても決して太りません。1 ~ 2 ヵ月ほど摂り続けると、身体の新陳代謝が活発になり、余分な脂肪が抜けて身体がしまってきます。また、地中海周辺など日常的に摂る人たちは長寿が多いとも聞きます。もちろん成長期の子供に必スペインの大地の豊かな栄養素が日本の乏しい食材をさらに豊かにする