ブックタイトル輸入カタログ2014

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概要

輸入カタログ2014

63封入することを考えました。ワインが入った袋にはカーブ(ワイン貯蔵庫)の空気を閉じ込めます。そしてその中にはカーブの中の酵母や様々の成分が封入されています。カーブと同じ状態でワインを輸送し、そして休ませるのです。試験的に輸入したワインの変化を、1ヶ月目から順次、毎月見てきました。その結果、約3カ月でかなり味わいは復元します。6カ月でさらにワインはキリッとしまり、色、香り、味わいに深みが出てきました。一年経つと、もうフランスのカーブで飲んだワインの味わいとほぼ正確に重なり合いました。正に奇跡を感じた時でした。この袋に入れれば全ての国から全ての産地のワイン本来の味をこの日本で再現出来ます。酸素無透過フィルムにパックしたワインの特徴●飲む直前までは決して袋を開けたり傷つけたりしないでください。すぐに腐敗菌は瓶内に侵入し、ワインは半月ほどで少しずつ変質していきます。※保存温度10 ~13℃ほどの一定した温度のところに保存します。●この袋は水分も透過しないので、湿度は考えずに温度だけを考えればワインはよい状態に保存出来ます。●袋に詰めたままであれば、到着時より1年間はワインの味わいは深く熟成していきます。※殆どの方がどんな場合でもワインは寝かせるとよい状態に熟成されると思っていますが、それは全く間違いです。既に腐敗しているワインはますますひどくなり、醤油色へ変質し飲めません。亜硫酸塩の多いものはワインの中の全ての微生物が死滅しているのでほぼ変化しません。少なめの亜硫酸塩のものは、腐敗菌の活動と酸化によって色、香り、味わいは濁って不快なものになっていきます。●ワイン専門業者のカーブに入れてもこの味わいの著しい劣化は防ぐことが出来ません。◎ワインは日本到着後3カ月休ませ、おいしく飲める状態まで味わいを戻して出荷しています。私が考える理想的なワインの飲み方ワインセラー等13℃ほどに温度を保つ場所がある場合●何本かをまとめて注文し、1ヵ月休ませ、それから好みの間隔で1本ずつ飲んでいきます。ひと月ごとに深くきりっとした味わいへ変化していきます。この変化を知るのはワインの醍醐味の一つです。●このパック入りのワインは、1年以上寝かせても腐敗菌におびやかされることもなく、さらなるよい状態への熟成が可能です。この点も正に画期的です。奇跡のキールとマルキ既に亡くなられましたが、フランス、ブルゴーニュのリキュールの作り手、ジョアネさんの奥さんは、私が訪ねるといつも言っていました。「ブルゴーニュの果物で作ったリキュールには、ブルゴーニュの白ワインやクレマン(発泡酒)でなきゃダメ。おいしさが全く違う」でもこれは本当にその通りなんです。ジョアネさんが作るカシスやフランボワーズのリキュールの味わいの濃厚さと深さは他に比べる物がありません。正に、私にとっては神様の手を借りて創り上げたとしか思えない素晴らしさ。そしてとても人懐っこく、本当に優しさに満ち溢れた味わいなのです。この豊かに優しい、慈愛溢れる味わいを消さずに、さらに広がりを与えるためには、ブルゴーニュの土地が生んだ優しい白ワインとクレマンだけが、完全なmariage(マリアージュ=調和)を創り出します。信じられぬほどの夢心地の味わいです。果てしない広がりを持った、豊かで深い味わいに意識は吸い込まれていきます。アペリティフとしてだけでなく、3時のおやつに、フルーツのタルトゥ、クッキーをつまみながら飲みます。もうたまらない非日常のおいしさです。今までは気が抜けた、味わいの変質したシャンパンやクレマンしかありませんでした。いつもジョアネさんには彼のリキュールのおいしさを日本では100%感じてもらえないもどかしさと申し訳なさがありました。やっとです。やっと奇跡のキールやマルキを誰もが飲めるようになりました。改めて忠告させて頂きます。高濃度の亜硫酸化合物は極めて毒性が強く、変異原性(発ガン性)、催奇形性、心臓病その他の疾病をもたらします。私の周囲にも多量のワインを飲み、40代前半で乳ガンを発症した女性が3人います。ガンは様々の要素が重なり合い発症すると言われています。しかし高濃度の亜硫酸塩が重篤な疾病をもたらすことは動物実験によっても示されています。発症の大きな原因であることは容易に想像されます。今度お届けするワインは、昔ながらの硫黄で樽内を薫蒸することによって加えられたとても微量の二酸化硫黄であり、既に100年以上フランスその他の国々で長く飲まれ続けたという事実があります。日本に輸入されるワインには極めて高濃度の亜硫酸塩が加えられた低価格のワインばかり。そのため比較的低濃度の名の通った店などが輸入しているワインでも、