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概要

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こうして妊娠中に必要な代表的な栄養素とそれを含む食材を見ていくと、日頃ルネサンスごはんでよく使われている食材（乾物、海藻類、豆類など）が多いことが分かると思います。お母さんはこんなに栄養が必要葉酸妊娠のごく初期（妊娠4 ～ 12 週）、赤ちゃんのからだの器官の基礎がつくられる時に必要な栄養素です。この時期は妊娠にまだ気づかない人も多いので、赤ちゃんが欲しい人は妊娠前からきちんと栄養たっぷりのごはんを食べましょう。葉酸が足りないと神経管閉鎖障害などを発症する場合があると言われています。生の野菜や果物を食べたり、他のビタミンB 群（卵や大豆製品など）と一緒に摂ると効率よく摂取できます。葉酸を多く含む食品枝豆、ほうれん草、小松菜、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、カボチャ、とうもろこし、おくら、ねぎ、枝豆、そら豆、大豆、納豆、いんげん豆、焼き海苔、岩海苔、干し海苔、青海苔、昆布、ひじき、ゴマ、クルミ、ゆず、イチゴこれらを普通に何気なく食べていても栄養素は欠落しがちです。ここで示す国産の産物は海産物を除いては栄養素が乏しくなっています。常にルネサンスごはんと共に摂って下さい。鉄分妊娠中期の約4 割の方が、鉄不足による貧血になると言われています。これは妊娠中、赤ちゃんに栄養素を送るために血液の量が増えるのに赤血球の生産が追いつかず、鉄欠乏性貧血になりやすいからです。レバーは鉄分を効率的に摂れる食材ですが、最近は摂りすぎによるビタミンA 過剰摂取を危惧する声もありますが、やはりレバーは毎日2 切れは食べるべきです。鉄分も動物性のものばかりでなく、植物性の非ヘム鉄の海藻やほうれん草、切干大根、納豆などさまざまなものをバランスよく食べることがたいせつです。鉄分を多く含む食品干しエビ、鰹節、アサリ、青海苔、ひじき、岩海苔、焼き海苔、昆布、レバー、ゴマ、アーモンド、ニンニク、油揚げ、味噌、納豆、切干大根、ほうれん草、小松菜などカルシウム妊娠中期には赤ちゃんの歯のタネとなる「歯胚」がつくられます。カルシウムは日本人が常に不足しがちな栄養素ですが、毎日いりこ入りの味噌汁を飲んでいるお母さんであれば十分に日頃からカルシウムも摂れているはずです。カルシウムを多く含む食品いりこ（煮干し）、メザシ、丸干しイワシ、アジの干物（しっかり焼いて頭や小骨も食べる）、チーズ、干しエビ、ひじき、焼き海苔、青海苔、納豆、大豆などの豆類など成人女性妊娠初期妊娠中期妊娠後期タンパク質（g/ 日） 40 40 45 60脂質脂質（％エネルギー） 20 ～ 30飽和脂肪酸（％エネルギー） 4.5 ～7.0n-6 系脂肪酸（g/ 日） 10 未満n-3 系脂肪酸（g/ 日） 1.8 以上1.9 1.9 1.9コレステロール（㎎ / 日） 600 未満炭水化物炭水化物（％エネルギー） 50 ～ 70食物繊維（g/ 日） 17 以上ビタミン脂溶性ビタミンA（μgRE/ 日） 650 730ビタミンD（μ g/ 日） 5.5 7 7 7ビタミンE（㎎ / 日） 6.5ビタミンK（μ g/ 日） 60水溶性ビタミンB1（㎎ / 日） 1.1 1.2 1.3ビタミンB2（㎎ / 日） 1.2 1.3 1.5ナイアシン（㎎ NE/ 日） 11ビタミンB6（㎎ / 日） 1.1 1.9 1.9 1.9ビタミンB12（μ g/ 日） 2.4 2.8 2.8 2.8葉酸（μ g/ 日） 240 480 480 480パントテン酸（㎎ / 日） 5 6 6 6ビオチン（μ g/ 日） 50 52 52 52ビタミンC（㎎ / 日） 85 95 95 95ミネラル多量ナトリウム（㎎ / 日） 600食塩相当量（g/ 日） 7.5カリウム（㎎ / 日） 2000カルシウム（㎎ / 日） 650マグネシウム（㎎ / 日） 270 310 310 310リン（㎎ / 日） 900微量鉄（㎎ / 日） 10.5 12.5 25.5 25.5亜鉛（㎎ / 日） 9 11 11 11銅（㎎ / 日） 0.7 0.8 0.8 0.8マンガン（μ g/ 日） 3.5ヨウ素（μ g/ 日） 130 240 240 240セレン（μ g/ 日） 25 30 30 30クロム（μ g/ 日） 30モリブデン（μ g/ 日） 20日本人の食事摂取基準2 0 1 0※成人女性の摂取基準は推奨量もしくは目安量（ 1 8 - 2 9 才）ルネサンスごはんと共に栄養素豊かな様々のものを食べれば、さらに母体と赤ちゃんは元気になり、おっぱいも豊かに湧いてくるはずです。私、弓田は66 歳でも骨密度は同年齢の人の130％、若い人の110％。みんなびっくりされます。もちろんこれはルネサンスごはんによるものです。27