峻烈なる道程弓田亨

弓田亨が語る「パティスリー」

パティスリーイル・プルー・シュル・ラ・セーヌは、
私たちの誇りにかけて支店は決して出しません。

私たちは開店以来、多くのお客様やパティシエの方々に感動を与えるフランス菓子作りを続けてきたという自負があります。
もちろん、生身の人間による完全な手づくりですから、少しもおいしくないお菓子をお客様にお渡ししてしまったこともあります。

前シェフ・川瀬、佐々木、そして現シェフ・福田へと受け継がれたお菓子は今、私は自信を持って薦めることができる「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌの味わい」を作り出しています。本当においしい。おそらく現在これ以上のおいしさのお菓子を他に見つけることは出来ません。

時々、お客様に「他に店はないの?」と怪訝な顔で尋ねられることがあります。少し悲しさがこみ上げてきます。本当の意味での手づくりによる繊細さをもっ た味わいですから、私の目には高度な部分でどうしてもぶれがあります。そして心ならずも、まずいお菓子をお客様に渡すこともあります。

店の奥に厨房がある、たった一軒の店でもこんな具合なのです。

これを二軒、三軒と増やせば、まずいお菓子が店に並ぶ頻度はさらに高くなります。確かに代官山といっても、二階での営業は大変なのです。普通はもう一軒 と考えます。でも売り上げのためにまずいお菓子を出すなんてことは、私にとって恥ずかしすぎて、死んでも出来ません。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌはこれからもずっとこの店だけであり続けます。

この店は、私と作り手と、その他全てのスタッフの心の中核であり、私が思う真実の味わいを作ることだけがこの店の義務なのです。

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