私のルネサンスごはん ごはんとおかずのルネサンス

特別編:花田景子さん(貴乃花親方夫人、シコアサロン主宰/東京都)

花田景子さん プロフィール

宮崎県出身。上智大学外国語学部・フランス語学科卒業。
元フジテレビアナウンサー。
2004年2月に創設された「貴乃花部屋」のおかみを務める。
2008年に「相撲健康体操」指導者資格取得。「ベジタブル&フルーツマイスター」資格取得。現在、「シコアサイズ*1」インストラクター資格取得のため受講中。
2011年5月より、「シコアサロン*2」をスタート。

「シコア」とは、四股(しこ)と核(コア)の造語。貴乃花親方が提唱する、自分の中に「核」を持ち、「軸」のぶれない生き方のこと。

*1 シコアサイズとは貴乃花親方考案のエクササイズです。
*2 シコアサロンは花田景子さんが主宰するサロンです。

貴乃花部屋 女将のつぶやき >>

花田景子さん(貴乃花親方夫人)主宰・シコアサロンのイベントとして、
心と身体の健康を考えた「ルネサンスごはん」の講習会を開催。

 去る2012年3月5日(月)、イル・プルーの教室では、貴乃花親方夫人である花田景子さん主宰のシコアサロンのイベントの一環として、ルネサンスごはんの講習会が行われました。

 ちなみに「シコア」とは、貴乃花親方が提唱する、自分の中に「核」を持ち、「軸」のぶれない生き方のこと。そして「シコアサロン」とは、昨年の震災の後、女性からも「シコア」の哲学を発信していく場として、花田さんが2011年5月にスタートさせたサロンです。

 そもそもの御縁は、シコアサロンのメンバーのお一人である中川さんが、ルネサンスごはんの講習会を受講されたことから始まりました。中川さんに誘われ、花田さんも実際に講習会に参加。そしてぜひ、シコアサロンで皆さんに紹介したいと、後日ご依頼を受けたのでした。

 では、以下に当日の模様をリポートさせて頂きます。

[10:00]
教室では、椎名先生、スタッフが講習会の準備まっさかり。

※「ごぼうはこんな風に切ってね」と、スタッフに教える椎名先生。

※計量し、切った材料をそれぞれボウルなどに入れ、作る順番ごとにトレイにまとめるスタッフ。

この日のメニューは以下の通り。
・ツナご飯(炊き込みご飯編より)
・いろいろ野菜の味噌汁(基本編より)
・さやえんどうのサラダ(今昔おかず編より)
・肉じゃが(基本編より)
・白菜の漬物(基本編より)
・基本の白いご飯(基本編より)

 いつもの講習会とは少しだけ違ったメニューで、季節感を取り入れています。さ、10:30。そろそろ参加者の皆さんが集まってきました。

[10:45]
会場には約20名の参加者の皆様が集まりました。まずは司会の平田さんが、弓田のプロフィールを紹介。



「皆さんね、下の看板をご覧になった方もいらっしゃると思うけれど、うちは日本一の菓子屋です。日本一ってことは世界一ってことなんですけれどね。うちだけがずば抜けているんです」と、初手から弓田節炸裂。

「料理はね、手をかければかけるほど、まずくなるの。例えば家に帰るでしょ。今日はちょっとしっかり食べたいなと思ったら、鍋にいりこ、鰹節、昆布をポンと入れるでしょ。その間に野菜を適当に大きくぶつ切り。鍋に入れて、あとは醤油か味噌で煮るだけ。そして煮ている間に、サラダか、オムレツを作っちゃう。一時間もあれば3品ぐらいあっという間に出来ちゃうんです」

「僕の肌、みてください。高級な化粧品を使ったってきれいになりませんよ。地黒だなと思っている人でもね、ルネサンスごはんを始めると、本当に白くなる。僕なんて、気持ちよくてつい自分の肌をさわっちゃう」

 ノリノリでこぎみよいトークを炸裂させるボス。花田さんも、笑顔で聞いています。

[11:00]
そして弓田の挨拶の後は、いよいよ椎名による講習会の始まりです。

「本当にこの料理は難しくありませんので(笑)」

 まずは基本のご飯の説明から。予め仕込んでおいて、ちょうど炊き上がった基本のご飯。炊飯器ごと持ってきて見せます。いりこ、昆布、塩、オリーブオイル、スペイン産アーモンドが入ったタイ米入りのご飯のことを、イル・プルーでは「ナチュール」と呼んでいます。

 炊飯器をあけると、フワーッと、ご飯のいい香り。「ちょっと前の方、匂いをかいでみてください。多分、今までかいだことがない匂いだと思いますよ」と椎名先生。

※とにかく、白いご飯にいりこがバーーーンといるビジュアルに皆さんビックリ。

 しょっぱなから、いい匂いをかいだらお腹が空いてしまいますね(笑)。

 そして引き続き、今日のメイン料理の説明に入ります。炊き込みご飯、肉じゃが、いろいろ野菜の味噌汁、さやえんどうのサラダと、次々に手際よく作っていきます。

 そして作りながらルネサンスごはんの特徴を説明していきます。

 いりこ、昆布、鰹節などの乾物をそのまま加えて食べてしまうこと。灰汁抜き・下茹で・野菜の皮むきなどの下ごしらえをしないこと。そしてツナご飯の材料を説明しながら、「えー、例えば種子類は加えるといいですよね。種には次世代のための栄養がたっぷり含まれています。大豆、ひよこ豆、ごまなどもたびたび料理に加えるといいですよね」などと、何故、この料理にこの材料を加えていくのかを、説明していきます。

 また、自らは料理学校で習うようになったハシリで、学校で灰汁抜き・下茹での日本料理を徹底して教わり、家族にもそれをよしとして作っていたこと。最初にボスから砂糖もみりんも使わない料理を作るんだと言われても、「砂糖を入れないで味が成り立つのかしら」と戸惑ったことなども。

 講習しながらも、手を止めることなく話していきます。

 そして、バックヤードでは椎名先生の講習のタイミングに合わせて、残りの試食分をスタッフが作ります。

※ツナご飯の材料を説明している椎名先生。

※レシピを見つつ、椎名先生の進行具合と合わせながら後ろで作る。真剣!

※花田さんも、メモを取りながら熱心に講習の模様を見ていました!

[12:30]
さ、約1時間ちょっとで全てのデモンストレーションを終え、いよいよお待ちかねの試食タイム。完成した料理たちです!

※ツナご飯、いろいろ野菜の味噌汁、肉じゃが、さやえんどうのサラダ、白菜の漬物

※司会の平田さんと、ご参加された皆様。

※皆さんが食べているテーブルを回り、質問に答える椎名先生。

※花田さんも「おいしいでしょう?」と参加者の皆さんと談笑しながら試食。

 会場からは、「本当に砂糖を使わなくても、肉じゃがってこんなに甘味が出るんですね」などと驚きの声があがっていました。

[13:30]
そしてご飯もひとしきり食べ終わった頃、再び弓田から掛け声が。
「うちは菓子屋ですからね、デザートもあります。お菓子は、砂糖使っていますよ(笑)」

 皆さんに出されたのは、我がパティスリーの看板商品の一つ、シャンパンのムースのケーキ「トゥランシュ・シャンプノワーズ」です。

※ケーキを手に、にこやかな平田さん。

※もちろん、花田さんもデザートタイムを楽しんでおられましたよ!

 最後に、弓田から、ルネサンスごはんで使っているオリーブオイル、ビネガー、味噌、塩などについて詳しい説明をしたり、椎名先生が最後の挨拶をした後で、いよいよフィナーレ。今回のシコアサロン主宰者である花田さんからの挨拶がありました。

 相撲部屋のおかみさんとして、母として、仕事もこなしながら家事をしていると、時に家事が手抜きになってしまったこともあったと語る花田さん。
「うちの子どもはアトピーなんです。親方がよく『食事だよ』と言っていました。でも私は、本当に食事でよくなるのかしら、と半信半疑でした」

 そんな中、講習会に参加した後に本を買い、始めてみたルネサンスごはん。野菜の皮もむかず、灰汁抜きや下茹でもせず、乾物も戻したりせずそのまま使えるので、とっても簡単だと気づいたそうです。ちなみに普段は炊き込みご飯や、金平ごぼうなどをよく作られるそうですよ。

 さらに、親方の食に対する考え方について、こんなお話も。
「現役時代、親方は身体を作るために、ごはんにひじきなどの乾物を加えて炊き、食べていました。『おやつに煮干しを食べさせればいいんだ』とも。弓田さんと親方は、食に対する考え方で共通するところがあるように思います。どこかで会うべくして、会う運命だったのかもしれませんね」

 最近では、野菜嫌いだったお子さんも「皮が付いている方が野菜の甘みが分かっておいしいね」と喜んで食べるようになったのだとか!

 そして「ぜひ皆さんも、週末からでも始めてほしい」と会を締めくくりました。



 


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