私のルネサンスごはん ごはんとおかずのルネサンス

第15回:平舘のり子さん

平舘のり子さん プロフィール

岩手県盛岡市在住。
2016年4月 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ 楽しく洋菓子科クラスへ入学、
2017年4月 楽しく洋菓子科上級クラスへ進学。
ルネサンスごはん歴 2015年4月より

好奇心いっぱいの家族がすぐに受け入れてくれた「ルネサンスごはん」
始めてから8か月後、目に見えた変化が…!!

──まず、「ルネサンスごはん」を始められたキッカケを教えてください。

平舘のり子さん(以下、平舘) 弓田校長先生がお書きになった『失われし食と日本人の尊厳』というご本を拝読したことがキッカケです。その中で懐かしさと現代の日本で元気に暮らす秘訣や安全を丁寧に教えてくださっていました。

 「ルネサンスごはん」の基本材料はお菓子の材料と一緒にイル・プルーのオンラインショッピングで手軽に購入できるので、 いりこ、昆布、厚削りかつお、干し椎茸、アーモンド、オリーブオイル、ごま油などをお願いし、2015年の4月から始めました。

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※イル・プルーの通販を利用し購入している、「ルネサンスごはん」基本の材料

──どんなところに興味を持たれましたか?

平舘 書籍の中の「いりこは人間の遺伝子と70%が同じで、人間の細胞が必要としている豊かな幅広い栄養素を持っている」というところに興味を持ち、それぞれの食材に良い香りのする幼い頃の母の食卓に戻りたい気持ちになりました。

 同世代である弓田先生の食に関わる真剣さと優しさ、お見かけする度にお元気になられるお姿に魅かれました。また、いつも綺麗な年齢不詳な椎名先生のお肌にも魅せられました。

 年を重ねてからの会話は主に病気、どこの病院が良いのか?や、年金の話が多くなってきました。気持ちは昔と変わっていないような気がしていたのですが、やっぱり身体は年相応で耳鳴りや白内障が進行してきております。

また、古希を迎える年齢になっても受け入れてくださるイル・プルーにせっかく通えるようになった日の帰宅途中の東京駅で足がつり、痙攣を起こして歩けない状況になりました。この時は駅地下で買い物をして帰ろうと余裕を持って駅に着いていたので、何とか新幹線に乗ることができました。

それからはいつも漢方薬の芍薬甘草湯と湿布を持参しての上京になってしまいました。

「ルネサンスごはん」を始めたら、医療費に費やす費用や病院に通院する時間を使って、元気に上京しイル・プルーに通い、おいしいお菓子と共に家族が幸せになれるかな?と思いました。少しでも元気でいて、子供達に世話をかけさせないで生きることができれば嬉しいです。

──最初、ルネサンス流の作り方についてどう思われましたか?

平舘 「アク抜き、下茹で、油抜きはしない」は以前から守っていましたし、「砂糖、みりんは使わない」は高校時代、年配の厳しい先生から「煮物に砂糖は必要ない」と聞かされていたので、ずっと心がけていました。私自身が甘い味付けを好みませんでしたから滅多に使いませんね。みりんは自然食品や有機ラベルにこだわっていろいろ使っていましたが、「ルネサンスごはん」の出汁を使うようになってからは甘さも加わっておいしい味を楽しめるので、無理に使うことはしませんね。

 「いりこなどを入れてそのまま食べる」というのは母が鰹節と昆布でお出しを取っていたので、丸ごと食べるのは勇気がいりました。でも、主人達はすぐに好奇心を持って抵抗なく食べていました。主人は多分煮干しで育ったのだと思います。「野菜は皮ごと全部食べる」についてほとんど大丈夫ですが、真っ黒のごぼうは土が取れないような気がして不安でしたが、椎名先生のお話を伺って納得!もう大丈夫です。

 「お米は研がない」というのも、最初はとっても戸惑いました。お米マイスターから研ぎ方を教えていただいたりしていたので、お米に水を足すとプクプク白い泡が気になります。海外からのお米(タイ米)も心配でした。主人の「弓田先生の本を読んだのだから、迷っていないでやってみてそれから悩んだら?」という一言から、少しずつ研ぐ回数を減らしていき、今は慣れましたね。体験、体験で弓田先生を信じる!家族からは笑顔のOKマークをもらいました。

──実際にどのようなメニューを作られているんですか?

平舘 食事を作るのは1日3回。朝食、昼食(2人分のお弁当も含めて)、夕食です。気にかけるのは、1日に1~2回の具沢山の味噌汁です。毎回のサラダは 『新版ごはんとおかずのルネサンス基本編』を参考にしていて、ドレッシングをかけた上からオーブンでローストしたナッツをパッラパラと振りかけます。おひたしにもです。

 お惣菜に困ると、混ぜご飯を作ります。炊いたご飯に具を混ぜ、地元で採れる南部の山クルミや刻みアーモンドを和えるとおいしいんです。お出汁の材料は食べやすいように、いりこ以外は小さく切って全部いただきます。

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※「ルネサンスごはん」の出しの基本ーいりこ、昆布、厚削りかつお、干し椎茸
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※ローストしたナッツを振りかけた「寒締めほうれん草のおひたし」
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※具沢山の「煎餅汁」
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※「金平ごぼう」

──ご家族の反応はいかがですか?

平舘 家族が喜ぶおばあちゃん直伝のひっつみ、煎餅汁、芋の子汁、椎名先生のレシピの金平ごぼうなど、すべて「ルネサンスごはん」のお出汁を使い、100点満点をもらえますね。

 それに、食事の時間に会話が弾みます。「ルネサンスごはん」のメニューを1口食べると、1ポイント幸せが加算されるような気がします。食後には、授業で教えていただいたフランス菓子を弓田先生のおっしゃる心の栄養素として大切にいただいています。

 家族のことですが、笑ってもいいですよ。今年で74歳になる主人の髪の毛の話です。昔は熊のように毛深くて髪の毛もモサモサでしたが、60歳代に入りだんだんと反射するようにきれいになってしまいました。

ところが、「ルネサンスごはん」を始めて8か月後、「アラ…」前髪の一部分に黒くササーッと髪が!そして、後頭部には8mm程の産毛が!「まぁ~」とビックリです。主人も「この前床屋さんで『髪伸びて来ましたよ』と言われたよ」と嬉しそうでした。「こんなことあるのね」と椎名先生にも以前の写真と8か月後の写真をお見せして笑ってしまいました。

 さらに続きがあります。今でも「ルネサンスごはん」はお味噌汁を中心にいろいろ作り続けており、あの前頭部の“ササーッ”が増えてきました。74歳になるのでカツラのようにはいきませんが、サササーッと他の部分にも4~5cm程か細く伸びているのです。主人も「寒くて帽子を被っていたから、ルネサンスの肥料で髪ももやしみたいに成長したのかな?」と笑いに感謝です。

 また、2015年の春から息子と同居することになった時、不規則な食事と室内の仕事による運動不足からの息子の体重に驚き、「改善になるかしら?」と主人と同じ時期から「ルネサンスごはん」に参加することになりました。食事の時間は朝食が6:00~、昼食は12:00~、夕食はどんなに仕事があっても食事時間を優先して18:00~で、食後また仕事に戻ります。2か月後には息子の体重は18kg減、現在も維持しています。

 主人も息子もお酒を楽しんでおりまして、「ルネサンスごはん」体験前は痛風になっていましたが、今は控え気味にしていて再発はなく肌もツヤツヤしています。おかげさまで風邪をひくこともなく、趣味の仕事、スキー、畑を、生涯現役を目標に楽しんでいるようです。主人は昨年スノーボードにチャレンジしたり、平均年齢78歳のシルバースキークラブの皆さんと出かけたりしています。

 元気でいてもらわないと、私もイル・プルーに通えなくなるので一番困ります。家を空けて上京するのにはいろいろな条件が整わないと実現できません。まずはみんなの健康から。「ルネサンスごはん」で元気に働いて!!


その2へ・・・

【その2】我が家のもう1つのルネサンス
東北の食材や伝承料理も「ルネサンスごはん」に通じているんですね!本気で伝えようとする気持ちに感謝して、私も子供に伝えなければ…


 


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