心と身体を健康にする週末レシピ ごはんとおかずのルネサンス

RECETTE:022 (2012年6月1日)肉じゃが

肉じゃが

砂糖を入れずに私たちの味覚が持っている自然な甘さをつくる一番の難関が、この肉じゃがでした。先人が残してくれた乾物、豆類、さらには刻みアーモンドなどを加え、不自然さのない、身体が喜ぶ栄養たっぷりの「甘さ」に仕上がりました。
また牛肉を炒めた後のフライパンには、肉の旨味を煮汁で溶かして鍋に加える「デグラッセ」というフランス料理の技法も使います。



材料(4人分)

  •  
    水 100g
    ひたし豆(または大豆) 40g
  • 出し
    水 700g
    いりこ 5g
    昆布 5g
    鰹節厚削り 5g
    刻みアーモンド 20g
    高野豆腐 1枚(15g)
  •  
    焼き用オリーブオイル 20g
    牛肉(肩・小間切れ) 200g
  • A
    玉ねぎ 1個(300g)
    人参 150g
    ごぼう 60g
    切り干し大根 15g
    しらたき 200g
    塩 小さじ1/6(1g)
    醤油 大さじ4(70g)
    酒 大さじ1(15g)
  •  
    じゃがいも(男爵) 4個(500g)
  • B
    舞茸 40g
    さやいんげん 30g
    酒 大さじ1(15g)



下準備

1 ひたし豆は前日から水に浸けておく。

*時間がない場合は、出しと一緒に浸けても良いです。その場合、出しを最低でも5~6時間浸けておきます。

2 出しを鍋に入れ、3~4時間浸けておく。煮る直前に高野豆腐は鍋の中で絞って水気を切り、縦3つ、厚さ1cmの短冊に切り、鍋に戻す。1の豆と浸け汁も加える。

3 牛肉は2cmくらいの一口大に切る。玉ねぎは厚さ1cmにスライス、人参は皮をむかず3cmの乱切り、ごぼうは皮をむかず乱切り、しらたきは2~3つに切る。じゃがいもは皮をむき、大きいものは4つ、小さいものは半分に切る(皮はむかなくても可)。舞茸は小房に分ける。さやいんげんは長さ4cmに切る。

作り方

1 フライパンに焼き用オリーブオイルを入れ、強火で煙が出るくらいまで熱する。牛肉を入れ、表面にしっかりと焼き色がつくまで炒め、出汁を浸けておいた鍋に加える。

2 フライパンに鍋から浸け汁を少量入れて軽く加熱し、旨味を溶かして鍋に加える。

3 Aを加え、フタをして火にかける(火加減の調節がうまくいかない場合は、フタを5mmほどあける)。沸騰したら弱火にし、ごく軽くフツフツと15分煮る。

4 じゃがいもを加え、フタをしてごく軽くフツフツと20分煮る。

*じゃがいもは煮崩れないように、他の素材の旨味が出始めた頃に加えます。

5 じゃがいもに竹串が通りやわらかくなったら、Bを加え、フタをして5分煮て火を止める。


 


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